京都の工具屋店長

私が某ダンボール工場に勤めていた時の話。
一枚のダンボールを巨大型抜き機みたいな機械（オートンと呼んでいました）を通して型を抜いて加工する部門の責任者をやっていたんですが、この機械がよくトラブルを起こすんです！その度、機械を止めて内部に入ってネジを緩めてベルトを外して…と面倒なメンテナンスをやっていました。
それも、すべて六角とドライバーで、人力でやっていました。
ある日も、例のごとくトラブルを起こしてメンテナンス。
そこへたまたま別の部署の工場長がやってきて、六角とドライバーで必死にクルクルやっている私を見て、「これ使えよ、頭悪りぃな」と電動ドライバーセットを持ってきてくれました。
初めて使うので、最初ためらい（回し過ぎないか？ネジ穴バカにならないか？）ましたが、そこは工具が判断し調節してくれ、2分はかかるネジ回しがものの10秒でできちゃいました！感激！…あるならもっと早く貸してくれよ。
それ以来、サンダーや電動ノコギリなど、多くの電動工具をその部署で物色し、鉄板を切ったり板を裁断したり、快適な電動工具ライフを送ることが出来ました。